お問い合わせ
壇上での激しいパフォーマンスや複数人の登壇が想定されるステージには、十分な堅牢さを求められます。弊社でも組み立てステージの安全性確認は最優先事項のひとつです。お客さまに提供する組み立てステージには、もれなく安全性試験を実施しています。第三者に安全性試験を依頼している理由や代表的な試験である「鉛直荷重試験」「水平荷重試験」の内容など、パックス工業の安全性試験についてお話します。
弊社がお客さまに提供するすべてのステージは、十分な耐久性を有しているか確認する安全性試験を通過しています。試験を担当するのは「一般財団法人 日本建築総合試験所」という、信頼のおける外部機関です。日本建築総合試験所は弊社以外からも、さまざまな企業から試験の依頼を受けており、公平かつ正確な試験結果を提供しています。
弊社と同じようにステージを製品として提供する企業の中には、自社内で試験を行っている事業者も少なくありません。すべてを自社完結する姿勢は悪いことではありませんが、弊社では試験を自社で行ってもお客さまにご納得いただけるような透明性のある結果は得難いと考えています。外部機関に安全性試験を依頼する取り組みは、そうした「お客さまにご納得いただきたい」という想いと、何より「安全な製品をお客さまに提供したい」という想いからです。
この姿勢の一環として、実施している試験内容をホームページで公開しています。一部の試験はYouTubeで動画を配信していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
弊社の製品に対して実施されている安全性試験のひとつ「鉛直荷重試験」についてお話します。
「鉛直荷重試験」とは、ステージの脚部を固定した状態で天板(人が乗る舞台)の中心に荷重をかけ、破壊までの経過を見守る試験です。そのステージが鉛直方向の荷重に対してどれだけ耐えられるかがわかります。鉛直荷重試験の結果が優秀なステージは、多数の方がのっても安全です。
鉛直荷重試験の結果が低いと、以下のような問題が生じます。
弊社の商品が通過しているもうひとつの代表的な試験「水平荷重試験」についてお話します。
「水平荷重試験」とは、ステージの脚部を固定した状態で水平方向(横方向)に荷重をかけ、経過を観察する試験です。鉛直荷重試験と同様に、破壊までの経過を見守ります。組み立てステージに人が乗ったときは、鉛直方向だけではなく水平方向にも負荷が生じます。風など、外的な要因による負荷も否定できません。堅牢なステージを提供するためには、鉛直荷重試験だけではなく水平荷重試験を実施することも重要です。
水平荷重試験の結果が低い場合、以下のような問題が生じ得ます。
第三者機関による厳正な安全性試験を通過した弊社の組み立てステージは、以下のような大きな負荷のかかる用途にも問題なく使用できます。
演者が激しく動き回るダンスパフォーマンス。当然ながらステージには何度も瞬間的に、大きな負荷がかかります。ステージの安全性が十分でなければ、最悪の場合演者が怪我をしてしまうかもしれません。堅牢なステージを用意することは需要です。弊社の組み立てステージであれば、問題なくダンスパフォーマンスにご使用いただけます。
吹奏楽演奏会の演者は、おのおのが楽器を抱えており、ステージ上の総重量は人間だけの場合よりも大幅に増加します。ティンパニ、マリンバ、シロフォンなど、大きく、重い楽器を使用することも珍しくありません。丈夫なステージを選ぶことは、吹奏楽演奏会では大切です。
入学式、卒業式、入社式など、式典では多くの人が同時に登壇します。ステージ上にはまんべんなく負荷がかかるため、すみずみまで堅牢な作りになっていることは重要です。弊社のひな段ステージは、多くの式典に納入いただき、丈夫さを評価されています。
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弊社の製品は、軽くて持ち運びが容易な点や、組み立てが簡単な点が自慢です。一方で、ステージとして使っていただく以上、安全性の向上には常に力を注いでいます。弊社が第三者機関にシビアな試験を依頼するという姿勢は、そういった意識の現れです。
軽さや、組み立ての簡単さから、弊社製品に対して安全性を懸念されている方は少なくないかもしれません。しかし、お客さまの安全は、弊社のトッププライオリティです。気になる方は、配信動画等で試験の様子をご確認いただけます。負荷のかかる使用を想定している方も、安心してご購入ください。